丸神の滝で涼んできました
日本一暑くなる街の近くに住んでるためか、夏が嫌いである。だいたい、天気予報で関東最高気温を記録した街を見ると、毎日のように熊谷市だ。「あついぞ! 熊谷!」などと街おこしに利用している場合ではない。本当に暑いのだ。
熊谷が最高気温を記録しない日は、鳩山町だの寄居町、館林市、伊勢崎市などと我が家周辺市町村が最高気温を記録しやがる。
熊谷市が日本最高気温を更新した日も我が家は熊谷気象観測所より気温が高かったくらいだから、我が地元に観測所があったら暑さ日本一になってたかもしれない。
「こんな毎日じゃ死んでしまう!」
公休が余ってるから年末までに消化しろと言われてる俺は、あまりの暑さのため秩父の山の中にある滝に涼みに行くことにした。
家から四十分くらいで行ける「秩父華厳の滝」にするか、日本の滝百選に選ばれた小鹿野町(旧両神村)にある霊山、両神山中の「丸神の滝」に行くか迷ったが、丸神の滝を見たことがない嫁の希望で丸神の滝に決定。
家からは一時間少々、途中に採石場があり、崖側の路肩ギリギリに車を停めないとダンプカーとすれ違えない細い道を通って丸神の滝へ。
滝の近くの駐車場車を置き、「熊出没注意」の看板にビビりながら山道を歩き、途中の川に足を入れたりして休みながら、三十分ほどかけて脚が攣る前に滝に到着。
落差七十六メートルある滝を間近から見上げると、まるで天空から水が落ちてくるみたいで迫力がある。滝壺の所には若いカップルもおり、女の子は化粧ばっちりでスカート姿。
よくあんな格好で山道を歩いてきたと感心していると下流から女の悲鳴が聞こえ、熊でも出たかと見てみると、外人の女の子が川の中でコケてズブ濡れになっている。
「Shit!」
ネイティブの英語を堪能しながら見ていると、一緒に来たらしい日本人の若い男がリュックサックからタオルを取り出して、女の子の体を拭きはじめた。もしかしたら国際カップルだったのかもしれない。
滝の横にあるベンチで一時間ほど休み、日が落ちてきて熊が出そうなのと蚊が凄いので帰ることに。マイナスイオンをイオンモールと言い間違え嫁に爆笑されたが、久しぶりにのんびり涼しいひと時を過ごせました。
でも、近くが日本一暑いってホント迷惑……。
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