ニヒリズム
お前の夢なんて聞きたくない
お前の希望なんて知った事じゃない
闇の中に溶け込んで姿を隠していた
俺の夢は語りたくない
俺の希望も知った事じゃない
お前が羽ばたいた崖の上で、凄い女に出会った
俺の笛を吹く女は、俺を罵り、俺を蹴飛ばし組み伏せる
カラスの群れが叫びながら、彼女の不幸を祝福してる
この世の不幸を一身に集めた女
この世界が滅亡するまで、カラスの群れは彼女の不幸を祝福する
お前が失くしたものが何か知っている
金色に輝く海の底で、俺がお前の大切なものを壊したから
お前が羽ばたいた崖の上で、お前は俺に語りかける
「来たいか? 本当に」
凄い女に出会って俺の夢と希望は組み伏せられた
もう何もかもどうでもいい。だけど今はまだ行けない
凄い女が俺の上に跨って、恍惚とした顔で踊りながら何度も勝利の雄叫びを上げている
彼女が動かなくなるまで、俺は行けないんだ
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