Ci vediamo

創作詩

あの娘は陽だまりの中にいた

はじめて見たとき、この娘は大丈夫だと感じて面接前に採用を決めてた女の子

陽だまりの中の娘は仕事が決まって去っていく

大都会の片隅に引っ越すそうだけど、ひとつだけ忠告しておこう

お前が行くところは世界中から人が集まる街

最先端のテクノロジーが街を支配し、群衆の中に孤独と安らぎを感じる場所

聞いたこともない土地から出てきた田舎者が洒落た服に身を包み、自分が都会の人間だと勘違いして新しい田舎者をバカにする街

その街で生まれた俺も、二度と戻りたくないと思う街

考え方なんて人の数だけあるが、他人の価値観なんて受け入れる必要はない

これから楽しいことが沢山あると思うけど、同じくらい辛いことや悲しいこともある

そんなときは空を見上げ、青いキャンバスに故郷の山を描いてくれ

他の奴らのように、故郷を隠して都会人づらなんかしてほしくないんだ

だってお前の故郷は、自然に囲まれた素晴らしい場所だから

自分の故郷を誇りに思えない奴なんか、金こそ幸せとしか考えられない哀れな奴に決まってるさ

いま、陽だまりの中には赤いソファーが置いてある

ソファーに座る俺の脳裏を過ぎるのは、名残り雪が降った日の記憶

今でも俺は、あの頃の時間が続いていればと思う

お前が行くところは世界中から人が集まる街

最先端のテクノロジーが街を支配し、群衆の中に孤独と安らぎを感じる場所

聞いたこともない土地から出てきた田舎者が洒落た服に身を包み、自分が都会の人間だと勘違いして新しい田舎者をバカにする街

その街で生まれた俺も、二度と戻りたくないと思う街

考え方なんて人の数だけあるが、他人の価値観なんて受け入れる必要はない

これから素敵な出会いがあり、幸せな人生が始まることを願っているが、辛いときや悲しいときもある

そんな日には空を見上げ、青いキャンバスに故郷の山を描いてくれ

他の奴らのように、故郷を隠して都会人づらなんかしてほしくないんだ

だってお前の故郷は、雲海に包まれる素晴らしい場所だから

いま、陽だまりの中には赤いソファーが置いてある

ソファーに座る俺の脳裏を過ぎるのは、名残り雪が降った日の記憶

今でも俺は、あの頃の時間が続いていればと思う

創作詩

Posted by Inazuma Ramone