第五話 Frankenchrist 其の6
「このメスブタ! その黒いビラビラで何本の摩羅を咥え込んだ!」
「パッ、パンチョス君!」
驚いたベラマッチャがパンチョスの顔を見ると、パンチョスは下卑た笑いを浮かべながら、立て続けに汚い言葉を浴びせ始めた。
「お前は精液塗れの売女だ! 鞭で打たれてるくせに、イヤらしい汁を溢れ出させてベッドまで濡らしてるじゃねえか! 変態女め!」
パンチョスは次々と汚い言葉を繰り出して責めるが、ヅラスカヤの口から聞こえて来るのは悲鳴だけである。その横で一緒に責められているオカマからも、喘ぎ声が途絶えない。
「ギャアァ~ッ!」
「ヒィッ! アッ……」
シャザーン卿は顔を赤く染めて汗を流しながら鞭を振るい続けていたが、とうとう鞭打つのを止め、肩で息をしながら床に座り込んでしまった。
パンチョスも声を枯らせて汚い言葉を浴びせ続けていたが、悪口雑言も尽きたらしく、最後に大声で叫んだ。
「イクんだ! このマゾめ!」
シャザーン卿が座り込むと同時にパンチョスが発した言葉に、ヘンタイロスが大きく身体を震わせて反応した。
「アァッ! ヒイィ~ッ!」
ヘンタイロスは身体を痙攣させると、グッタリとなった。イったのはヅラスカヤではなく、ヘンタイロスだったのだ!
ベラマッチャは、身体を痙攣させながらベッドに横たわっているヘンタイロスから、パンチョスに視線を移すと、パンチョスは後味が悪そうに顔を顰めて舌打ちし、立ち上がってベッドの横へ行った。
「どうだ? 吐く気になったか?」
身体を小刻みに震わせて痛みと恐怖に耐えるヅラスカヤは、近づいてきたパンチョスの顔に唾を吐きかけて横を向いた。
「このアマ~ッ、突っ込まなきゃ分からねえらしいな」
怒りに身体を震わせるパンチョスは、ヅラスカヤの頬を平手で殴りつけるとベラマッチャを呼んだ。
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