創作長編小説

夢幻の旅

創作長編小説

 翌朝、目を覚ましてダイニングへ向うと、良美が作る朝食の匂いが漂ってくる。

「おはよう」

「おはよう。あなた、新聞取ってきて。いま手が離せないの」

 良美に言われ、門のところまで新聞を取りにいき、ダ ...