創作長編小説

夢幻の旅

創作長編小説

 廊下に出て右に行くと、突き当たって左側にテーブルやベンチが設置されたスペースがある。

 その場所に人が多くなかったこともあり、窓際まで点滴をぶら下げたイルリガートルを押していき、ベンチに座って電話をすることにした。