創作長編小説

夢幻の旅

創作長編小説

 風呂から出た後、スマホはダイニングテーブルの上に置いたままだったし、当然パソコンも使ってない。それに、自分で自分のメールアドレスに空メールを送信する理由などないだろう。

 左手に持ったスマホを見つめてるうち、なんだか薄気 ...