創作長編小説

ロックンロール・ライダー

創作長編小説

 地下鉄を乗り継ぎ、俺たちは六本木へ。

 駅の改札を抜けて地上へ出ると、道路の両側を埋め尽くすように立ち並ぶビルの狭間を、夜の街を彩るネオンや照明に照らされながら、大勢の人たちが歩いている。

 日は沈んでるはず ...