創作長編小説

夢幻の旅

創作長編小説

「良美、売店で水を買ってきてくれないか」

 俺はベッドに横になったまま、クローゼットに荷物を収納している良美に向かって、水を買ってきてくれるよう頼んだ。

 昨夜からの水分補給が朝食の味噌汁と水だけのためか、喉が ...