ロックンロール・ライダー:第二十八話

曇り空の下、人もまばらな朝の街を駅を目指して歩いていく。
日曜日のため電車の中も閑散としていて、新宿駅での乗り換えにも苦労せず、目黒まで楽に到着した。
朝飯を食ってないため、途中でコンビニに寄りパンを買っ ...
ロックンロール・ライダー:第二十五話

新人歓迎会の夜から昨日まで、なぜか知らない女とセックスばかりしてる気がする。
僅わずか二ヶ月前まではオナニーのための妄想でしかなかったことが、現実の出来事となり体験しているのだ。
東京という大都会に住んで ...
ロックンロール・ライダー:第十五話

(やるって、なにをやるんだ?)
彼女の言葉を理解できないままでいると、ミーが俺の左腕を掴つかみ歩きはじめた。
引っ張られるまま付いていくと、悲鳴館近くのコンビニの角を曲がり、路地に入ってすぐのラブホテルに入 ...
ロックンロール・ライダー:第十三話

便器の前に立つと、どれくらい膀胱に入ってたんだと思うほど小便が出る。
スッキリして外に出ると、みんな帰ってしまったのか会社の人たちは誰もいない。
飲み会の喧騒から解放され、週末で賑わう都会の雑踏の中に一人 ...
ロックンロール・ライダー:第四話

アパートを出て右に行くと少し大きな通りに出る。
その通りを左へ曲がり少し行くと、右側には有名な映画で何度も見た帝釈天の参道が現れ、左側には、失恋した主人公が大きなトランクを持って旅に出る柴又駅があった。
( ...