LOVE SONG

創作詩

愛しくて苦しくて心が砕け散りそうになる

こんなにも愛しているのに こんなにも求めているのに まだお前と会ったことがない

一日たりとてお前を忘れたことはない お前は俺の全てだから

お前が去ったと知った日 怒り狂った俺はお前のお袋の頬を叩いた

知らないうちに宿り 知らないうちに去ったお前

後悔と罪悪感が全身を蝕み 涙を止める術もないまま何日も眠れぬ夜を過ごしたのは 二度と子供を授かれないと知った日から

男の子なら光太郎 女の子なら佑香って名付けようと思ってた

大震災の夜 夢の中で親父の膝の上に座って ニコニコ笑いながら二人で俺を見てたから 死んだ親父が連れて帰ってきてくれたってすぐ分かった

親父の膝の上で笑ってた小さな子は きっと可愛い女の子

でもひとつだけ 嫌なことを言わせてほしい

お前が生まれてくることができなかったのは お前の両親が人間のクズだったから

お前に懺悔するために 俺はなるべく傷つきながら生き できるだけ苦しんで死ななきゃならない

許してくれと何度言おうと お前は俺を許さないだろうけど それでいい

俺はお前にお父さんって呼んでほしかっただけ

俺はお前のために悩む父親になりたかっただけ

俺はお前の花嫁姿を見て泣きたかっただけ

俺はお前に全てを捧げる人生を送りたかっただけ

生まれていれば二十三歳 今、お前と同じくらいの歳の娘と一緒に働いてる

その娘から 結婚式を挙げるって聞かされたとき その娘とお前を重ね合わせ涙が溢れそうになった

破片を集めては組み立て ぶち壊してバラ撒くように お前を想うと心が砕け散りそうになる

夢の中で 親父と一緒に笑ってた小さな子は きっと可愛い女の子

聞きたくないだろうけど 嫌なことを言わせてほしい

お前が生まれてくることができなかったのは お前の両親が人間のクズだったから

お前に懺悔するために 俺はなるべく傷つきながら生き できるだけ苦しんで死ななきゃならない

許してくれと何度言おうと お前は俺を許さないだろうけど それでいい

俺はお前にお父さんって呼んでほしかっただけ

俺はお前のために悩む父親になりたかっただけ

俺はお前の花嫁姿を見て泣きたかっただけ

俺はこの世界に響き渡る音色の中に お前を感じたいだけ

創作詩