ハゲと喫煙

2017年11月8日雑記帳:読むな! 呪われるぞッ!

――ハゲ、それが俺の病の名。

この病気が如何に辛い病気か、同士諸君なら十分理解している事だろう。抜けた髪を見るたびに心を痛め、鏡に映った己の頭髪を見ればカツラへの恐怖に恐れ慄く。

多くの男がかかる不治の病、現代医学では完治が難しいのは誰でも知っている『天然脱毛症』に犯され始めたのは数年前。

この病気にタバコが悪いのは承知しているが、どうしても止められない。抜けていく我が頭髪を見るとタバコを止めなければ、と思うのだが、長年の愛煙習慣とニコチン中毒の壁は厚く、つい吸ってしまう。

仕事中にガムを噛むのは無理だし、かといって奥に引っ込んでガムを噛むのも難しい。それに食後の一服が無くなるのはなんとも寂しい。

しかしタバコを止めなければ、俺の髪は確実に無くなる!

この恐怖、そしてジレンマ。

髪のためにもタバコは止めたいし、なんといっても健康に良くない。

このままタバコを吸い続けて癌に侵され、ハゲる前に壮絶な最後を遂げるというロックンロールな人生を歩むか、それともタバコを止め、天然脱毛症という難病を克服して髪をフサフサな状態に戻し、家族に囲まれ畳の上で大往生する、幸せに寿命を全うする人生を歩むのか……。

AGA治療も考えたが、なんといっても小遣いを貰っている身、我が嫁はAGA治療には否定的だ。

「ハゲ治療を健康保険対象に!」という趣旨のサイトを立ち上げて全国のハゲに呼びかけ、国会議員の先生方や厚生労働省に訴えるか?

解散総選挙の今、どこかの政党が「ハゲは天然脱毛症という病気なのです! 健康保険適用対象にしようではありませんか!」と訴えれば、もの凄い支持率になるはずだ。

ACでCMを作り、「もう一度、夫にフォーリンラブ」なんてTVで流せば主婦層も取り込めるだろう。

街頭演説で主義主張が違う方々に「帰れ!」コールをされても、全国からハゲが押し寄せ、「お前らが帰れ!」と守ってくれる。

――集まるぜぇ、全国のハゲが!

何か良い方法はないものか……。ハゲはイヤだ。カツラは被りたくないのだ!

やはり禁煙して脱毛を遅らせるしかないのだろうか?

俺は今、間違いなく人生の岐路に立たされている。

2017年11月8日雑記帳:読むな! 呪われるぞッ!